5月27日(日)埼玉短期女子大学にて、今季初となるU10カテゴリーのHC(ハイコンペティション)トレーニングを実施しました。
今回のHCトレーニングは、少し多めに選手招集を行い、選手たちのレベルの確認をしました。トレーニング序盤は、コーディネーションとフィジカル系のメニューで選手たちの心拍数を徐々に上げていき、基礎技術の確認と実戦を意識した戦術練習を行いました。
その後は、11人制のゲームに移り、アルゼンチンの基本フォーメーション(4-3-1-2)でゲームの中でそれぞれのポジションの役割を指導していきました。
U10カテゴリーについては、まだまだポジションが定まっていない選手も多く、やり慣れていないポジションでプレーすることに戸惑いが感じられました。HCレベルの選手となると普段所属するクラブで中心的存在であることが多く、チームの必要性に応じて要となるポジションを任されていることが多いのでしょう。この為、個々の特徴に応じて、ポジション見極めていき、それぞれのポジションの役割に対する戦術的理解を深めていくことが今後の中・長期的な課題となると感じました。
同年代のアルゼンチンの子供たちは、サッカーをよく見ているので、どのポジションを任せても、比較的任されたポジションの役を演じれる選手が多いです。そういう意味では、今回のHCトレーニングでは、DFの選手がマークを忘れ上がってしまったり、FWの選手がボールに引き寄せられ、必要以上に下がってしまったりと、与えられたポジションの役割と責任を理解していない選手がまだまだ多いと感じられました。ポジションを固定し、型にはめてしまうのではなく、それぞれのポジションの役割と責任を理解し、経験させ、「チーム」として戦えるよう指導していくことが必要となる為、今後も招集された選手は積極的にHCトレーニングに挑んで欲しいと思います。
ポジティブな面は、選手たちが最初から最後まで、それぞれのベストを出してトレーニングに挑めたこと。練習最後、エドウィンコーチとロランドコーチが皆に伝えたよう、エリートとしての意識を持ち、どんな練習でも、相手が強くても、弱くても妥協しない選手になれるよう今後も頑張りましょう。
6月のHCトレーニングは6月24日(日)を予定しています。内容は、GKトレーニングとポジション別トレーニングの実施を予定しています。
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