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 ビアンチ派のイスキア氏が新監督に就任!!     '07.12.27

クラブワールドカップ(CWC)で惜しくも世界一に輝く事が出来ずに終わったボカであったが、もう既に来季に向けたチーム建て直しが始まっている。チーム帰国後、ルッソ監督とクラブ側の間で行われた契約交渉では、条件面での折合いがつかず、ルッソ監督は自ら辞任する事を決めた為、ボカは1月からスタートする強化合宿に向け、新たな監督候補を探し始めていた。

そんな中、ギジェルモ・バロスケロット、カルロス・ビアンチ等の有力な候補者の名前が挙がったが、ギジェルモ・バロスケロットはまだ現役選手としてプレーする事を希望し、カルロス・ビアンチについては、「まだ、ボカの指揮を執るには早い」とボカ側のオファーを断っていた。しかし、カルロス・ビアンチ氏はその代わりにビアンチ氏がボカで監督として指揮を執っている間、自分のアシスタントコーチとして自らをサポートしたカルロス・イスキア氏をボカ側に推薦。ボカはビアンチ氏から推薦されたイスキア氏と交渉に入り、先日1年契約でイスキア氏がボカの新監督として就任する事が決まった。

昨夜、ボカのホームスタジアムにあるコンフェレンスルームで記者会見に挑んだイスキア新監督は、ブルーのジャケットに黄色いシャツを着て登場し、「この私の満面の笑みを見れば、自分がボカの監督として就任する事が決まり、どれだけ喜びを感じているかがわかるだろう。ボカのトップの監督になるという事は自分のこの人生の中で一番大きな挑戦だ」と笑顔で応えた。

そして、記者に「来季ボカの一番の目標が何になるか?」と質問されると、「第一にリベルタドーレス杯だろう。しかし、だからと言ってリーガやレコパ・スダメリカーナを軽く見るわけでもない。ボカは勝ちを要求されるチームだ。だから、自分もこれら全てのタイトルが獲得出来るよう全力を尽くすつもりだ」と来季に向けたチームの目標について語った。

又、最後に記者が「ビアンチがアドバイザーとしてボカに戻ってきたら、あなたはその事についてどう思いますか?」と聞くと、イスキア新監督は「私にとってビアンチはいつまでも自分の親分みたいなものさ。彼が近くでアドバイスしてくれる事ほど心強い事は無いし、自分がそれに反対する事などまず無いね。監督であれば、誰もがビアンチみたいになりたい!と思うはずさ。もちろん、自分もそれが不可能だとは思っていないし、挑戦してみたい。確かにボカは常に結果を求められるクラブだという事は知っている。だが、自分もボカファンの期待に応えられる為にも、良いチームを作っていきたいと思う」と気持ちのこもったコメントを残した。

現地アルゼンチンでは、このイスキア氏の監督就任について、6ヵ月後、もしくは1年後再びビアンチがボカの監督に就任する事を視野に入れた採用なのではないか?と考えるボカファンも多い。それはビアンチがボカを去ってから、一人も1年以上ボカの監督をやり続けた監督はおらず、ボカファンの間では「ボカの指揮を取れる監督はビアンチしかいないのでは?」と考える人も多いからだ。しかし、このイスキア新監督はビアンチに推薦された人物であり、パレルモ、イバーラ、バタグリア等の経験豊富な選手達との仲も良く、チームの中心であるリケルメの扱い方を良く知っている監督である。来季からボカが再びリケルメ中心のチーム作りをしていく事を考えれば、リケルメからの信頼も厚いこのイスキア監督は思わぬ結果を残してくれるかもしれない。

 ルッソ監督辞任、次期監督は誰に!?          '07.12.21

先日行われたクラブワールドカップ決勝でACミランに敗れ、世界一に輝く事の出来なかったボカだが、帰国後この試合の指揮を執っていたルッソ監督はクラブ役員との交渉の末、今季限り(12月中)でクラブを去る決断をした。この為、現在ボカのクラブ役員は来季の監督第一候補として、昨年ボカからメジャーリーグサッカーのコロンバス・クルーに移籍したギジェルモ・バロスケロットと、2000年、01年、03年とリベルタドーレス杯優勝を果たしている名将カルロス・ビアンチの名を挙げている。

しかし、現在ギジェルモとチームの中心選手であるリケルメの不仲説が流れ、カルロス・ビアンチがマラドーナの元代理人コッポラ(現在マラドーナはコッポラと金銭問題で裁判中である)と仲が良いとして、ビアンチの監督就任に反対する発言をした為、第3候補としてガブリエル・バティストゥータの名も挙がっているという。

ボカの次期監督に何よりも求められるのは、チームの柱であるリケルメをどう上手く試合に起用し、リケルメ中心のチームを作っていくか?という課題と、残り4ゴールでボカの歴代得点ランキングの記録を作るFWパレルモとDFイバーラが今年で既に34歳となっており、これらの選手が来季クラブを去った後、どうチームを新しく再編成するか?というところにある。

クラブのアドバイザーであるマラドーナは、この問題に対し「フィールドの中ではロマン(リケルメ)はチームの指揮を執る事になる。彼は誰よりも戦術家だ。だから、あまり周りで騒いでも意味がない。ロマン自身も誰が来ても困らないはずだ。唯一困るとすれば、ヴィジャレアルのぺジェグリーノが来る事ぐらいなんじゃないかな?ははは」とコメントを残している。

確かにマラドーナが言う通り、ボカがリケルメ中心のチームになる事は間違い無い。しかし、リーガ、リベルタドーレス杯、南米予選(代表)と相当な数の試合数をこなさなければならないリケルメが、常にベストコンディションでいられるかはわからない。「リケルメ依存症」となるのは危険であり、リケルメ中心のチーム作りをしながら、リケルメがいなくてもチームを機能させられる指揮官が必要となると思われる。

現在、クラブ役員はマラドーナを説得しようと動き始めているが、同氏を説得しても、まだビアンチ監督がボカが提案する条件に首を縦に振るかはわからない。どちらにしろ、来月上旬には強化合宿が始まる事を考えると、ボカの役員に残された時間はあまりない。是非とも来年度の最大の目標であるクラブワールドカップ優勝に向け、年明けから良いスタートを切れるよう、この限られた時間の中でクラブ役員の方達には最善の選択をしてもらいたいものだ。

 ミランに敗れ、ボカは世界2位            '07.12.18

準決勝でエトワール・サヘル(チュニジア)を破り、決勝に進出したボカは16日、横浜国際総合競技場で欧州王者のACミランと激突した。

試合は序盤から一進一退の攻防となり、お互い中盤での激しいボールの奪い合いが続いた。そんな中、ボカは得意のパスワークでチャンスを作り出すが、ゴールに結びつける事が出来ず、逆に前半20分、中盤でフリーになったカカがドリブルで切り込みシュートを放ち、一度ははね返すが再び放ったシュートがインザーギの下に流れ、先制点を決められてしまう。

しかし、直後の22分にコーナーキックを得たボカは素早いリスタートでショートコーナーからモレル・ロドリゲスが中央にクロスを上げるとそのボールにただ1人反応したパラシオがヘディングで流し込みあっさり試合を振り出しに戻した。

その後、前半終了間際にパラシオが抜け出すが微妙な判定でオフサイドを取られ、1-1のまま試合は後半に突入した。

後半開始直後の4分、右サイドからピルロが蹴ったフリーキックのこぼれ球をネスタに決められ、再びミランに先行される苦しい展開となってしまう。しかし、前半同様すぐに反撃を見せるボカは後半13分にイバーラが強烈なシュートを放つがポストを直撃し、そのこぼれ球もパレルモのすぐ脇を抜けてしまい運にも見放されてしまう。

その後、16分にはカウンターでカカに、25分には再びインザーギに相次いでゴールを決められ、1-4とされ、試合を決められてしまう。それでも諦めないボカはコーナーキックから相手オウンゴールを誘い、2点差まで詰め寄るが、試合はそのまま2-4で終わり、ボカは今大会準優勝という結果で幕を閉じた。

試合後、肩を落としメダルを受けた選手達には是非「世界第2位」という結果に胸を張って、来年再び日本に戻ってくる事を期待したい。

 カルドッソの値千金のゴールで決勝進出!!     '07.12.13

いよいよクラブワールドカップの準決勝を迎えたボカは国立競技場でエトワール・サヘル(チュニジア)と激突した。アルゼンチンから来日したボカの大サポーター軍団はスタジアムを青と黄色に染め、ボカはホームさながらの雰囲気の中でゲームに臨む事となった。

試合は積極的に仕掛けるボカと、引いてカウンター狙いのエトワール・サヘルという大方の予想通りの展開となった。しかし、ボカは中盤と前線の連携がうまく行かず、なかなか決定的なチャンスを作れず、逆にサヘルのカウンターで危険な場面を作られてしまう。

そして、そのままの展開で前半が終わるかと思われたが、ボカは37分にチャンスを得る。中盤でパレルモの絶妙なダイレクトプレーによりサヘルのディフェンスラインの裏を突き、パラシオがそのボールにいち早く追い付くと相手DF2枚の間を通すスルーパルを送った。ペナルティーエリア内に進入していたネリ・カルドッソはそのボールを受けると迷わず左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

これで試合の主導権を握ったボカは後半に入るとバネガを中心によりパスが回り出し、ゲームを完全に支配し始めた。しかし、後半20分にバルガスがハイキックによりこの日2枚目のイエローカードを受け、退場してしまう。それでも攻撃の手を緩めないボカは途中交替で入ったアルバロ・ゴンザレスがエリア内で倒され、あわやPK獲得という場面を作るなど、チャンスを演出した。

試合はそのまま終了し、完璧な内容とは行かないまでも、決勝進出という最低のノルマをクリアした。決勝は16日(日)19時半より横浜国際競技場で行なわれ、ACミランと浦和レッズの勝者と対戦する。

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